樹木葬のお供えはどうすればよい?お墓参りの方法を種類ごとに解説します

樹木葬は樹木や草花をシンボルにして埋葬する自然葬です。

樹木葬の中には自然が豊かな里山に埋葬するケースも多々ありますが、一般的なお墓と同じようにお供えをしてよいのか気になる方がいます。

 

そこで、この記事では樹木葬のお供えはどうすればよいのかを解説していきます。

樹木葬のお墓参りの方法を種類ごとに紹介するので、ぜひ参考にしてください。

樹木葬のお供えはどのようにすればよいのでしょうか。

一般的におこなわれるお供えとの比較をしていきます。

火気は厳禁

自然が豊かな場所に立地している里山型の樹木葬では、火災防止のために火気の使用が禁止されています。

線香はお供えの基本である「五供」(ごく)の一つであり、お供えしたいと思う方はいるでしょう。

しかし、ここでは樹木葬のルールを守ってください。

 

なお、公園型やガーデン型では火気の使用が可能な樹木葬があります。

公園型やガーデン型の樹木葬でも、念のために火気の使用は許可されているかは確認しておくとよいですね。

 

お墓参りの線香についてはこちらの記事も参考にしてください。

線香をあげる意味は?宗派別のあげ方や選び方、線香代の相場を解説します

花は土の上にそのまま置く

樹木葬では一般墓のような花瓶は用意されていません。

 

花をお供えしたいときは、土の上にそのまま置けばよいです。

土の上に置くことに抵抗がある場合は、土に刺しても問題ありません。

 

お墓参りの花についてはこちらの記事でまとめています。

お墓参りの花は持ち帰りするべき?お供え物は花だけでもいいの?

食べ物は持ち帰る

食べ物に関しては樹木葬の種類によって対応が異なります。

 

里山型は自然の中に樹木葬のスペースがあるので、食べ物をそのままにしておくと野生動物が集まってしまいます。

また、食べ物の持ち込み自体を禁止している樹木葬があるため、事前に確認しておきましょう。

 

公園型やガーデン型の場合、食べ物をお供えしたあとは持ち帰ってください。

ただ、里山型と同じように食べ物のお供えを禁止している霊園や寺院墓地もあります。

迷惑をかけないよう、墓地のルールに従って対応してください。

 

お墓参りのお供え物についてはこちらの記事で解説しています。

お墓参りにもっていくお供え物は何がよい?タブーはあるの?

樹木葬のお墓参りの方法

樹木葬は種類によって特徴が異なります。

特に里山型の樹木葬では、どのようにお墓参りをすればよいのか戸惑ってしまうかもしれません。

 

そこで、樹木葬の種類別にお墓参りの方法を紹介していきます。

里山型樹木葬のお墓参りの方法

里山型の樹木葬は自然が豊かな里山に立地しています。

そのため、一般的なお墓参りとは異なる点がいくつかあるので把握しておきましょう。

里山型樹木葬の服装

里山型は遺骨が埋葬されている場所まで歩く必要があります。

滑りにくい登山用の靴や履きなれたスニーカー、汚れても構わない服装がおすすめです。

里山型樹木葬の持ち物

食べ物のお供えは禁止されていても、自分が飲む飲料の持参は可能です。

水分補給をしながら慎重に向かってください。

里山型樹木葬のお墓参りのタイミング

天候が悪くなるとケガをするおそれがあるので、雨が振りそうなときはお墓参りを避けてください。

できれば、天気がよい日の午前中から午後3時までの時間帯を選ぶと安心です。

 

また里山型は上記のような理由から、お墓参りの時期を指定されているケースも珍しくありません。

もし何らかの指示があるようなら、必ずしたがうようにしてください。

公園型樹木葬のお墓参りの方法

公園型の樹木葬は霊園や寺院墓地の一角にあります。

基本的には一般的なお墓参りと変わりません。

 

またガーデン型も公園型と同じようにお墓参りができます。

公園型樹木葬の服装

特別な服装をする必要はないため、普段着で構いません。

 

ただし、派手な色やファーを身につけることは避けてください。

また舗装されていない道があるかもしれないので、履きなれている靴を選ぶとよいでしょう。

 

お墓参りの服装についてはこちらの記事を参考にしてください。

お墓参りの基本とは?期間や持ち物、マナーなどを解説【お墓掃除や服装】

公園型樹木葬の持ち物

線香や花、食べ物などのお供えはできます。

 

里山型と異なり、火気の使用が可能な樹木葬は多くあります。

花や食べ物のお供えもできますが、お供えをしたあとは持ち帰ってください。

 

このお供えのルールは墓地によって異なります。

お供えをする前に確認しておいてください。

公園型樹木葬のお墓参りのタイミング

公園型の樹木葬では開門されている時間内ならいつでも大丈夫です。

 

ただ、暗くなるとケガをするおそれがあるので、里山型と同じように午前中から午後3時までにお墓参りをすますとよいでしょう。

樹木葬の種類

樹木葬を大きく分けると下記の3種類があります。

 

・里山型

・公園型

・ガーデン型

 

それぞれの特徴をまとめました。

種類 メリット デメリット
里山型
  • ・自然が豊かな場所に埋葬できる
  • ・敷地が広く、眺めがよい
交通アクセスが不便
公園型
  • ・敷地内は整備されていて快適
  • ・明るい雰囲気でお墓のイメージが変わる
自然を感じにくい
ガーデン型
  • ・庭園のように手が行き届いている
  • ・季節の花々がきれい
ほかの樹木葬よりも費用がかかる

樹木葬の種類や特徴はこちらで詳しく解説しています。

樹木葬の木の種類は何が選ばれている?埋葬方法や特徴を解説します

まとめ

樹木葬のお供えは種類によって異なります。

 

公園型やガーデン型は一般的なお墓参りとほとんど変わりません。

しかし、里山型は火気厳禁だったり食べ物の持ち込みが禁止されていたりと、いくつかの異なる点があります。

 

ただ、樹木葬だからといっても一般的なお墓参りの方法が分かっていれば、特に困ることはありません。

分からないことがあればそのままにせず、墓地の責任者に確認したのちにお墓参りをしてください。

福岡の樹木葬「こだまの杜」では常に草花が管理されている

こだまの杜は油山平成御廟の敷地内にある樹木葬の墓地です。

 

約1,000㎡の敷地が樹木葬用に整備されています。

区画内はガーデナーが手入れをしていて、一年中草花を管理しています。

季節を問わず、いつでもきれいな空間でお墓参りができるのです。

 

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