樹木葬で起こりうるトラブル11選とは?後悔しないための対策を紹介します

近年では自然葬の一つである樹木葬に注目する方が増えてきました。

樹木葬は一般墓に比べると費用を安くおさえられ、承継者が不要な点などがメリットとしてとらえられています。

 

しかし、樹木葬は従来のお墓とは異なる埋葬方法のため、トラブルが発生するケースも考えておく必要があります。

では、樹木葬にはどのようなトラブルがあるのでしょうか。

 

この記事では樹木葬で起こりうるトラブルを11例紹介します。

また樹木葬で後悔しないための対策も合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

樹木葬で起こりうるトラブル11選

樹木葬でおこりうるトラブルにはどのような内容があるのでしょうか。

ここでは、樹木葬で起こりがちなトラブルを11例紹介していきます。

樹木葬のトラブル1.不便な立地にありお墓参りに行きづらい

樹木葬は大きく分けて下記の3種類があります。

 

・里山型

・公園型

・ガーデン型

 

公園型やガーデン型は霊園や寺院墓地の区画内にあるため、交通アクセスに不便さを感じることは少ないでしょう。

しかし里山型は里山の自然を活かした場所が選ばれるため、交通アクセスが不便なケースがあります。

 

樹木葬の種類についてはこちらの記事を参考にしてください。

樹木葬の木の種類は何が選ばれている?埋葬方法や特徴を解説します

樹木葬のトラブル2.手入れがされずに荒れて見える

樹木葬は自然葬の一つであることから、一般的なお墓のように小まめな手入れをおこなわない場所があります。

雑草や枝が伸びて、まるで荒れているように見えてしまう樹木葬も珍しくありません。

 

手入れの頻度は樹木葬の種類や墓地によって異なります。

樹木葬のトラブル3.思っていたよりも費用が高額

樹木葬は一般墓よりも費用が安いといわれています。

しかし樹木葬の種類や立地、シンボルなどによっては費用がかかることも考えられます。

樹木葬のトラブル4.お供えに制限がある

樹木葬のシンボルには樹木や草花が用いられます。

火災の原因になる火気使用は厳禁とされている樹木葬が一般的なので、線香のお供えができません。

 

また供物台が設置されておらず、食べ物や花をどのようにお供えするか戸惑ってしまうことも考えられます。

樹木葬のトラブル5.個別の区画で永久的に埋葬できない

樹木葬は永代供養なのですが、集合型や個別型は埋葬期間が定められている場合が多いです。

「永代供養は永久的に個別の区画で埋葬されるもの」と思っていると、話が違うと感じてしまうかもしれません。

 

この埋葬期間を過ぎると合祀墓に移動されます。

樹木葬のトラブル6.希望する人数分の埋葬ができない

集合型や個別型はあらかじめスペースが決められており、収容人数が定められています。

収容人数を確認しておかないと、家族分の遺骨が埋葬できなくなりトラブルに発展するおそれがあります。

樹木葬のトラブル7.どこに埋葬したのかが分からない

合祀型の樹木葬は区画の中に不特定多数の方の遺骨が埋葬されます。

そのため、どこに埋葬されているのかがあいまいになってしまう可能性が高いです。

樹木葬のトラブル8.季節によって寂しく見える

樹木葬のシンボルである樹木や草花は、季節によって景観が変わるケースが多くあります。

 

たとえば、花が咲いている時期に見学をして契約をしたと仮定します。

冬の時期に再び訪れると花は咲いていませんでした。

このように思っていたよりも寂しく感じてしまい、後悔したと感じてしまう場合もあるのです。

樹木葬のトラブル9.ペットと一緒に入れない

ペットと入れる樹木葬は増えてきました。

 

ただ、すべての樹木葬がペットと入れるわけではありません。

ペットと入れる樹木葬だと確認せずに契約してしまうと、のちのちトラブルになるおそれがあります。

樹木葬のトラブル10.あとから遺骨が取り出せない

合祀型の樹木葬を選択したり、骨壺から遺骨を出して埋葬したりすると、あとから遺骨が取り出せなくなります。

あとから改葬をしたくてもむずかしいです。

樹木葬のトラブル11.家族や親族が樹木葬に反対している

樹木葬は比較的新しい埋葬方法のため、知らない方もいます。

お墓といえば一般墓という認識がある方にとっては、樹木葬を受け入れにくい心情が考えらえます。

樹木葬で後悔しないための対策5選

先ほどは樹木葬のトラブルを紹介しましたが、過度に心配することはありません。

ほとんどのトラブルにはなにかしらの要因があります。

事前に対策をとっておけば、トラブルの発生確率を下げられるのです。

 

ここからは、樹木葬で後悔しないための対策を5つ解説します。

樹木葬で後悔しないための選び方1.これから先もお墓参りに行ける立地にする

お墓参りに重要なポイントの一つは交通アクセスです。

せっかく立地のよい場所が見つかったとしても利便性に難があれば、お墓に行くことが億劫に感じてしまうでしょう。

 

下記のポイントを確認しておくことをおすすめします。

 

・お墓までの距離はどれくらいか

・お墓に行くときの交通手段はどうするのか

・年齢を重ねてもお墓参りに行けるか

・自家用車以外でも行けるか(バスやタクシーなど)

樹木葬で後悔しないための選び方2.現実と理想のギャップがないかを確認する

樹木葬を見たことがない方は漠然としたイメージが先行しがちです。

また、公式サイトや資料請求を見ただけでは具体的なイメージがしづらいので、理想が膨らんでいきます。

 

気になる樹木葬があれば、実際に見学することをおすすめします。

見学すると資料だけでは分からなかった面が見えてくるため、現実と理想のギャップが埋められるのです。

樹木葬で後悔しないための選び方3.家族や親族の了承を得る

家族や親族が樹木葬に賛成してくれないからといって、了承を得ないうちに契約すると、のちのち大きなトラブルに発展する可能性があります。

 

時間がかかるかもしれませんが、根気よく説得してください。

樹木葬の資料を見てもらったり、一緒に見学したりすることで了承を得られるようになります。

樹木葬で後悔しないための選び方4.契約内容を把握する

樹木葬を契約するときは契約書を取り交わします。

詳細が書かれているので、必ず細部まで目を通してください。

 

チェックを怠ったことが原因で、思いもよらぬトラブルに発展するかもしれません。

もし契約内容で不明な点があれば、契約を締結する前に確認しておきましょう。

樹木葬で後悔しないための選び方5.シンボルは何かを確認する

霊園や寺院墓地によってシンボルはさまざまです。

樹木葬で希望するシンボルがあれば、事前に確認しておきましょう。

樹木葬のメリット

樹木葬は多くのメリットがあります。

樹木葬のメリットはこちらです。

 

・承継者が不要

・一般墓よりも費用がかからない

・自然が豊かな場所で眠れる

・ペットと入れる

・宗旨や宗派を問わずに利用できる

 

樹木葬のメリットやデメリットはこちらの記事で詳しく解説しています。

樹木葬のメリットとデメリットは?樹木葬が向いている人の特徴を紹介します

まとめ

樹木葬は費用を安くおさえられ自然が多い場所で眠れる、近年注目されている埋葬方法です。

 

メリットはたくさんあるものの、トラブルが発生することも考えておく必要があります。

この記事では発生しうるトラブルの内容と対策を紹介しました。

紹介した内容を参考にして、納得できる樹木葬を選んでください。

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